【特集図書・2022年1月】

 こんにちは立命館大学衣笠キャンパス学生ライブラリースタッフです。

 今回、2022年1月にお届けする特集図書のテーマは『RSC~立命館卒業生コレクション~』です。2021年も終わり、2022年がスタートしました。新年という始まりに際して、学生ライブラリースタッフが特集するのは立命館の先人の著した本。温故知新という言葉もあるように、新しい未来に向け、立命館の先輩方の知識を学びを生かしましょう! 

サイのものがたり:白川静の絵本』、白川静著、平凡社 、2016年

皆さんは普段使っている漢字の成り立ちを考えたことはありますか?漢字は形から意味に至るまで様々な起源があります。この本では、挿絵を交えながら、いろいろな漢字の成り立ちを説明してくれます。著者は立命館大学卒業生のなかでも屈指の知名度を誇り、本館でもご紹介することの多い白川静先生です! 

インスタントラーメン発明王安藤百福かく語りき』、安藤百福著、中央公論社、2007年

チキンラーメン、カップヌードル、皆さんも大好きですよね?私たちの小腹を満たし、胃袋をつかんで離さないインスタントラーメンの創造主、安藤百福さんはなんと本学の卒業生です!朝ドラ「まんぷく」では、長谷川博己さん演じる立花萬平のモデルとなった方でもあります!そんな安藤さんが何を語ったのか、必見の一冊です! 

転んでもただでは起きるな!:定本・安藤百福』、安藤百福発明記念館編、中央公論新社、2013年

インスタントラーメンの発明王、安藤百福さんの生き方に学ぶ一冊です。国民に愛されるインスタントラーメン。その発想はどこからどのように生まれ、ここまでの広がりをみせたのか。不屈の精神で挑む安藤さんの日々に迫ります。本書と『インスタントラーメン発明王安藤百福かく語りき』とを、ぜひ合わせて手に取ってみてください。 

棚橋弘至はなぜ新日本プロレスを変えることができたのか』、棚橋弘至著、飛鳥新社、2014年

本学法学部卒業の棚橋弘至さんは、 日本一有名なプロレスラーといっても過言ではありませんよね!今や熱狂的なファンの多いプロレス界ですが、人気に陰りが見え始め存亡の危機にあった新日本プロレスを支え続け、奇跡の復活の立役者となった棚橋弘至さんの波乱万丈の人生に密着します。 

雁の寺(全);金閣炎上』、水上勉著、新潮社、1980年

1919年生まれの小説家、水上勉。推理小説などで人気を博した彼ですが、作中に描かれるさまざまな出来事は、立命館で過ごした学生時代に経験したことや、思いついたことなのかもしれません。そう知ってから読むと、没入感も一層高まるかも。代表作『雁の寺』と『金閣炎上』併せてお楽しみください。 

掟上今日子の裏表紙』、西尾維新著、講談社、2017年

新垣結衣さん主演でドラマ化された大人気小説です。〈物語〉シリーズでも知られる作者の西尾維新さんは立命館大学に在籍していたことがあります。掟上今日子を中心に描かれる軽快なサスペンス劇が人気の作品ですが、普段手に取らない方も、一度読んだことのある方も、新年のお供にぜひ手に取ってみてください! 

かくて教育は甦った:市民ぐるみの京都市教育改革の実践』、門川大作著、致知出版社、2008年

和装でおなじみの京都市長、門川大作氏は立命館大学法学部第二部の卒業生です。本書では、門川氏によって行われた教育改革の数々を、詳細に紹介しています。行政や教育制度に興味がある方は、私たちの先輩にあたる門川大作氏の功績をぜひ参照してみてください。 

心を読み、かけひきに勝つ思考法』、谷川浩司,古田敦也著、PHP研究所、2002年

名捕手として活躍した古田敦也さん。プロ野球からWBC、解説に至るまで、まさに日本の野球界を支え続ける古田さんも皆さんの先輩です。古田さんと将棋の棋士である谷川浩司さんが、生きるとはなにか、生きるために大切なことは何かを示してくれます。何かに悩み苦しんでいるあなたに、いま読んでほしい一冊です。