2024年度 新入生へ贈る1冊

 新入生のみなさんご入学おめでとうございます!図書館で活躍する各学部の学生ライブラリースタッフ(LS)から学部での勉強に役立つ1冊を紹介してもらいました。ぜひ図書館に来て実際に本を読んでみてください。

Park Sunjuさん(2022年度4月入学)

国際関係学部おすすめ図書
ジェンダー論をつかむ』、
千田 有紀・中西 祐子・青山 薫(著)、有斐閣、2013年

 「ジェンダー」は、学部で学ぶ様々な学問と関連性があります。この本は、男女の分類が形成された歴史から性役割、性差別、性暴力、そしてフェミニズムまで、性に関する問題を幅広くとりあげています。さらに、ジェンダーと国際社会の問題との関係も扱っていますので、ジェンダーを学び、理解するための入門書としてお薦めします。

LSとして頑張っていること

 全ての図書館の利用者がより快適で、便利に利用していただくために、正確な配架や書架整理することに努めています。

木村 明日香さん(2022年度4月入学)

法学部おすすめ図書
法学入門』、宍戸常寿・石川博康 編著ほか、有斐閣、2021年

 こちらの本は、これから皆さんが学んでいく「法律」とはどういうものなのかということや、憲法・民法・刑法など特に有名な法律の概要が載っています。これらを頭に入れておくことで、これから学部の知識を頭に入れる際に、より整理・理解がしやすくなるはずです。
 難しそう…と思われた方、安心してください。この本の第3章は、私たちに身近な事柄と法律に関する説明がなされており、この部分のみに目を通してみて、興味の湧いた項目に戻って読むことも可能です。
 また、たとえ現在興味のない法律であっても、是非こういった本で概要等だけでも一度読んでみて下さい。今後の勉強・進路選択の役に立つだけでなく、その法律の面白さに気づいたり、好きな他の法律科目との接点が見つかったりすることもあります。

LSとして頑張っていること

 正確かつ迅速に配架することはもちろん、利用者の方々に快適に過ごしていただけるように環境づくり及び質問対応に力を入れています。
 また、図書館での企画に関するアイデアを出したりして、新たな利用者の方を増やすことも目標に日々活動しています。

西岡 優海さん(2021年度4月入学)

映像学部おすすめ図書
映画を撮りながら考えたこと』、是枝裕和、(株)ミシマ社、2016年

 この本は具体的な映像作品に触れながら制作過程や制作者の想いが綴られている、また普段知ることができない製作費事情等が書かれた本です。作り手として悩んだ際にあなたの背中を押してくれる一冊となるはずです!

LSとして頑張っていること

 利用者の方が図書館を身近に感じることができるように図書館の利用方法や魅力を伝える企画に尽力しています。

渡邉 匠太さん(2023年度4月入学)

文学部おすすめ図書
よくわかる言語学入門:解説と演習』、
町田健・籾山洋介、バベルプレス、
1996年11月20日(初版第1刷)、2012年3月21日(第11刷)

 「言語学ってどんなもの?」
 そんな疑問を解決するのが、この一冊です。この本では、本当に基礎的な知識から、図解や練習問題を通して、分かりやすく学んでいくことができます。ゼロから言語学を学びたい、そんな人におすすめの一冊です。

LSとして頑張っていること

 LSの業務は、利用者の皆様が快適に図書館を利用できるようにするためのものです。そのため、利用者の皆様がお探しの本を確実に見つけられるよう、正確に配架することに努め、利用者の皆様がLSに質問しやすいよう、常に笑顔で利用者の方に対応するよう心がけています。

沼澤 彩瑛さん(2023年度4月入学)

産業社会学部おすすめ図書
現代社会論 社会的課題の分析と解決の方策』、
松野弘、ミネルヴァ書房、2017年

 本書は、現代社会で起こる課題を複数の視点から分析し、解決策を検討しています。福祉、雇用、メディアなど社会学における様々な分野について、広く学ぶことができる一冊です。

LSとして頑張っていること

 また行きたいと思っていただけるように、利用者の方にとって快適な環境作りに励んでいます。

俵谷 彩花さん(2023年度4月入学)

薬学部おすすめ図書
百年千年の薬たち : 驚きと意外薬と人の出会いの物語』、
野村隆英、風媒社、2014年

 現在よく使用されている薬の歴史が、開発過程や著者の経験談と共に分かりやすく記されています。薬学部に入学された方はもちろん、そうではない方々にも、この本をきっかけにぜひ薬への親しみや面白さを感じていただきたいです。

LSとして頑張っていること

 図書館を快適に利用していただくことと今よりもより多くの方々に図書への関心を持っていただくことを目標に日々の業務に取り組んでいます。

山本 雄太さん(2022年度4月入学)

理工学部おすすめ図書
量子力学10講』、谷村省吾、名古屋大学出版会、2021年

 現代の理工学において、量子力学の応用はトランジスタ、LSI、レーザー、原子時計など多岐に渡ります。近年では量子コンピュータなど、私たちのここ一世紀の文明は量子力学によって支えられているといっても過言ではありません。一方で現代物理学の一分野であるという学習のハードルの高さが感じられると思います。
 また、線型代数は学部の基礎分野として理系の学生は必ず勉強する数学です。『量子力学10講』は、線形代数の活き活きとした応用の一片を垣間見、量子力学にも入門できるという一石二鳥の入門書です。

LSとして頑張っていること

 LSとして頑張っているのは、配架作業や図書紹介は勿論、図書資料の利用のし易さ、検索性の向上がどう図れるのかを考えることです。

橋本 みゆうさん(2022年度4月入学)

生命科学部おすすめ図書
生き物たちに魅せられて』、日高敏隆、青土社、2014年

 生命科学部には、生物に興味を持って入学した方も多いのではないでしょうか。この本は、街の中のモンシロチョウなど身近な生物にスポットを当て、人間にとっての自然とは何か、人間と自然の関わり方を考えます。生き物に魅せられた人に是非読んで欲しい一冊です。

LSとして頑張っていること

 皆さんが新しい本と出合うお手伝いができるように、興味を惹くようなおすすめ本紹介を頑張っています。

野澤 健人さん(2022年度4月入学)

スポーツ健康科学部おすすめ図書
プロが教える筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト事典』、荒川裕志、ナツメ社、2012年

 人体の筋肉に関して、起始停止、主な働き、支配神経、英語名などの欲しい情報がコンパクトにまとまっています。何よりCG画像が非常にわかりやすく理解を手助けしてくれます。スポ健生ならきっと「役立つ」一冊です。

LSとして頑張っていること

 まだ日が浅いので、まずは通常業務の正確性を上げることを目指しながら、プロジェクト業務にも積極的に参加しています。

亀垣 敦史さん(2022年度4月入学)

食マネジメント学部おすすめ図書
食科学入門 食の総合的理解のために、朝倉敏夫・井澤裕司・新村猛・和田有史、昭和堂、2018年

 食マネジメント学部の教授たちによる著書で、1回生の必修授業の教科書です。これからの4年間で学ぶ各分野のことがこの1冊に入っており、教授たちの専門分野も知ることができるのでぜひ読んでみてください。

LSとして頑張っていること

 返却された本を棚に戻すなど、利用者の方たちに図書館を快適に利用してもらうための取り組みをしています。

篠原 茉桜さん(2023年度4月入学)

経済学部おすすめ図書
高校数学からきちんと攻める、尾山大輔・安田洋祐編著、日本評論社、2013年

 私がおすすめするこの本では、経済学で扱う数学を高校数学の内容を絡めて学習することができます。経済数学を初めて学ぶとなると抵抗を感じるかもしれませんが、この本を活用することでスムーズに理解できると思います。

LSとして頑張っていること

 図書館で働くスタッフとしての自覚と責任を持って勤務しています。

FAN XINCHENGさん(2023年度9月入学)

グローバル教養学部おすすめ図書
Career anchors reimagined : finding direction and opportunity in the changing world of work』、Edgar H. Schein, John Van Maanen, Peter A. Schein、Wiley、c2023

 変化する世の中において仕事の方向性や働く機会を見つけていくための指南書です。新入生にとってキャリア形成の大きな助けになると考えます。

LSとして頑張っていること

 利用者である学生のみなさんにとって、最適な学習環境を提供できるよう、図書の配架と整理に努めています!

サラウディン柳 弥紳さん(2023年度9月入学)

政策科学部おすすめ図書
アメリカの歴史 テーマで読む多文化社会の夢と現実』、
有賀 夏紀・油井 大三郎、有斐閣、2003年

 「魔女裁判」、「サッコ・ヴァンゼッティ事件」をご存知でしょうか?これらは日本と最も重要な関係国であるアメリカで起きた歴史に残る事件です。この本では今のアメリカの文化、社会が形成された原点でもある事件や経緯などが丁寧に解説されています。今、私たちが持っている常識も数十年、数百年後には全く当たり前ではなくなっているかもしれないなどを考えさせてくれる一冊です。

LSとして頑張っていること

  自分は図書館を利用される方たちが快適に本を手にする事が出来るように、配架と書架整理を頑張っています。

馬場 永桜子さん(2023年度4月入学)

総合心理学部おすすめ図書
心はどこへ消えた?』、東畑開人、文藝春秋、2021年

 心理カウンセラーの著者が、カウンセリングに訪れた人々を通して考えた「心」に関するエッセイ本です。非常に読みやすく、エッセイを読んだことがない方にもおすすめの1冊です。

LSとして頑張っていること

 利用者の方々に快く過ごしていただけるよう、配架作業や本のPOPの作成に取り組んでいます。

木原 寛太さん(2022年度4月入学)

経営学部おすすめ図書
USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 : 成功を引き寄せるマーケティング入門』、森岡毅、KADOKAWA、2016年

 窮地に立たされていたUSJが奇跡の復活!お金をかけずに集客ができればいいのに…そんな考えを実現したのは「マーケティング」の力でした。これを読めば、経営学部の授業が楽しくなること間違いなし!

LSとして頑張っていること

 特集本の紹介です。紹介したい本を、どうしたら手に取ってもらえるかというのを考えながら、レビューやPOP作成を頑張っています。

齋藤 英四郎さん(2023年度4月入学)

情報理工学部おすすめ図書
QRコードの奇跡 : モノづくり集団の発想転換が革新を生んだ』、
小川進、東洋経済新報社、2020年

 今日さまざまな場面で利用されているQRコードが、実は日本の企業で開発されたものであることをご存知ですか?本書はQRコードの歴史と開発秘話を追い、どのようにして普及していったのか詳しく記しています。QRコードの誕生から普及までの経緯を知り、社会に役立つ技術の裏側を覗いてみましょう。

LSとして頑張っていること

 快適に図書館を利用できるための環境作りと、図書の正確な配架に努めています。