2023年度 新入生へ贈る1冊

 新入生のみなさんご入学おめでとうございます!図書館で活躍する各学部の学生ライブラリースタッフ(LS)から学部での勉強に役立つ1冊を紹介してもらいました。ぜひ図書館に来て実際に本を読んでみてください。

西尾 祐希乃さん(2021年度4月入学)

国際関係学部おすすめ図書
国際法入門:逆から学ぶ[第3版]』、山形英郎編、
 法律文化社、2022年

 法律を勉強するためには、それがどのように解釈され、使われているかを知る必要があります。この本は条文から入るのではなく具体例から参照することができ、国際法の理解に役立ちます。国際法を学ぶのが初めての人にお薦めしたい一冊です。

LSとして頑張っていること

 利用者の立場に立って使いやすい図書館であるかを常に考え、より良くなるよう意見を出しています。

羽賀 悠真さん(2022年度4月入学)

法学部おすすめ図書
あぶない法哲学 : 常識に盾突く思考のレッスン』、
 住吉雅美、講談社、2020年

 「なぜクローン人間を作ってはいけない?」「カジノは合法で、賭け麻雀が違法なのはなぜ?」世の中に潜む様々な疑問に、法哲学という新しい視点から切り込みます。法学部って、固い法律ばかりで難しそう…という不安な人も、これを読めば法に興味が湧くこと間違いなしの一冊です。

LSとして頑張っていること

 ぴあらサポートカウンターでは、利用者の視点に一緒に立って、分かりやすい説明をすることを心がけています。

西岡 優海さん(2021年度4月入学)

映像学部おすすめ図書
ジブリの哲学 : 変わるものと変わらないもの
鈴木敏夫、岩波書店、2011年

 ジブリ作品が多くの人を魅了し、有名となった理由を知っていますか。本書では、作品の制作工程や作品の売り出し方についてなどが書かれています。映像を制作し、作品を発信していくあなたの手助けとなる、そんな一冊になるはずです!

LSとして頑張っていること

 本が好きな人だけでなく、すべての利用者さんが快適に過ごせる環境作りを心がけています。

前澤 恒星さん(2022年度4月入学)

文学部おすすめ図書
現地嫌いなフィールド言語学者、かく語りき。』、
 吉岡乾、創元社、2019年

 現地が大嫌い!と言いつつ、消滅しそうな言語の収集に情熱を注ぎ、アジアの山奥で異文化に揉まれる作者の、ユーモラスな奮闘記。愚痴多めなのに、「研究する」って面白そう!と思ってしまう不思議な一冊です。

LSとして頑張っていること

 展示制作活動において、利用者の方々に本を楽しんでいただけるよう、興味を惹きつける紹介文作成に努めています。

鳥居 優里子さん(2022年度4月入学)

産業社会学部おすすめ図書
実践 自分で調べる技術』、宮内泰介・上田昌文、
 岩波書店、2020年

 調査の統計から、文献・資料の扱い方、聞き取りの方法、データの整理、発表や執筆まで学ぶことができる一冊です。レポートを書く際やフィールドワークを行う際、きっとあなたの役に立つはずです。

LSとして頑張っていること

 配架業務やぴあら業務、展示制作の取り組みを通して、誰にとっても居心地の良い図書館づくりをしていきたいです。

ZHANG Zhijianさん(2021年度4月入学)

情報理工学部おすすめ図書
Introduction to probability』Joseph K. Blitzstein, Jessica Hwang, CRC Press, Taylor & Francis, 2019年

 私たちは、不確実性に満ちた時代に生きています。戦争や伝染病、自然災害、そして急速な円安、インフレ。この数年間で、世界中の人々の生活が翻弄されてきました。この時代を生き抜くために、先人たちが今まで世界の不確実性と対抗して得た知恵の集大成である、確率統計学の知識が益々重要になっています。
 不確実を確実にするものを、私たちは「情報」と呼びます。確率統計学は、「情報」が事象の不確実性へ対する影響を評価する学問です。Blitzstein教授によるこの本は、ただ定理と証明を教える伝統的な数学書と違い、直感的な理解を重視しながら、数学的に厳密な方法で確率論を展開されています。
 不確実性を正確に理解することで、何が起きようとも、より落ち着きを持って生活できるようになる、かもしれません。

LSとして頑張っていること

 利用者の皆様が快適に図書館を利用できるよう、迅速かつ正確に配架を頑張っています。

横山 心叶さん(2022年度4月入学)

理工学部おすすめ図書
図解でわかる!理工系のためのよい文章の書き方 :
 論文・レポートを自力で書けるようになる方法
』、
 福地健太郎・園山隆輔、翔泳社、2019年

 レポートは感想文ではありません。では、どのようにレポートを書けばよいのか。そんな疑問を持つ新入生におすすめの一冊です。
 本書は分かりやすいレポートの書き方について、図解で直感的に知ることができます。

LSとして頑張っていること

 本や学生との繋がりを広げられるのがLSの醍醐味です。毎日通いたくなる図書館を目指し活動に励んでいます。

韓 唯棟さん(2022年度4月入学)

生命科学部おすすめ図書
生命のからくり』、中屋敷均、講談社、2014年

 生物は40億年もの長い時間に失敗することなく存在してきました。この本では、思いもよらぬ発想が溢れている生命の土台となる仕組みをさほど多くない200弱のページに書かれています。自分の存在、更に生命はいかに奇跡に奇跡を重ねてできたものかを実感しませんか。

LSとして頑張っていること

 一冊だけ違う場所に配架することだけでその本はもう二度と見つかりかねないので、LSとしての強い責任感を感じながら配架に心がけています。

山下 優真さん(2022年度4月入学)

スポーツ健康科学部おすすめ図書
自重筋力トレーニングアナトミィ、ブレット・コントレラス著、東出顕子訳、ガイアブックス、2014年

 スポーツ健康科学部では、どのような筋肉・骨・関節・動作があるのか、について理解することが学習の上で重要です。本書は、数多くの自重筋力トレーニングを通して、主に筋肉・動作について学べる本となっています。この本を読んで、脳も体もバルクアップさせましょう!!

LSとして頑張っていること

 利用者の方々がより利用しやすいような環境を作ることを心掛け、試行錯誤しながら業務に勤しんでいます。

中村 有里さん(2022年度4月入学)

食マネジメント学部おすすめ図書
美味しさの脳科学:においが味わいを決めている
ゴードン・M.シェファード著 ; 小松淳子訳、インターシフト社、2014年

 この本は人間の脳が食べ物の風味をどのような過程で認識しているのか、またその風味が人間の行動にどのような影響を与えているのかについて書かれた本です。美味しさやテクノロジー領域に興味がある方に特におすすめです。

LSとして頑張っていること

 利用者に快適に書架を利用していただけるように丁寧な配架に努めています。

槇野 雄介さん(2021年度4月入学)

経済学部おすすめ図書
はじめての人のやさしい経済、塩原秀子著、プレアデス出版、2004年

 この本は市場や景気などの経済学の基本的で重要なことがわかりやすくまとめられているうえ、112ページと比較的少ないページ数となっているため経済学を初めて学ぶ人にとってもやさしい本となっています。

LSとして頑張っていること

 LSになってまだ日が浅いので様々な新しいことを吸収できるように日々の業務に取り組んでいます。

ZHAO PENGFEIさん(2022年度4月入学)

グローバル教養学部おすすめ図書
永遠平和のために ; 啓蒙とは何か : 他3編』、カント著 ; 中山元訳、光文社、2006年

 グローバル教養学部では人文科学や社会科学や国際関係学について学んでいます。この本は、人文科学の中、近代哲学のひとつの山場とも呼ぶべき哲学者カントの論文集です。本の後半は訳者の解説も付いていますので、分かりやすくておすすめです!

LSとして頑張っていること

 来館者に快適に過ごしていただくため、配架などをより迅速に、かつ正確にできるよう頑張っています。

巻幡 穂香さん(2022年度4月入学)

総合心理学部おすすめ図書
心理学を学ぶまえに読む本』、羽生 和紀、
サイエンス社、2015年

 この本は心理学を学ぶ上で必要になることを知る手がかりになります。「読書」の大切さも書かれているので、あまり本を読まない人もぜひ、この本から読書を始めてみませんか?

LSとして頑張っていること

  利用者の方がいつでも好きな本を借りたり、様々な本と出会えたりできるように配架などを頑張っています。

石毛 流成さん(2022年度4月入学)

政策科学部おすすめ図書
「国際協力」をやってみませんか? :
仕事として、ボランティアで、普段の生活でも

山本敏晴著、小学館、2012年

 私は世界銀行で働く立命OBさんの話を聞いて国際協力に興味を持ちました。この本は、会話形式で話が進んでいくので読みやすいですし、同時に勉強にもなるので国際協力に興味を持ったらぜひ手に取っていただきたい一冊です。

LSとして頑張っていること

 配架作業ではミスが生じないように取り組んでいます。今後は図書館に来たくなるような企画をチームで考えていきたいです。

野本 伊織さん(2021年度4月入学)

経営学部おすすめ図書
小倉昌男経営学』、小倉昌男、日経BP社、1999年

 あのクロネコヤマトの宅急便が誕生した経緯とともに著者自身の経営論について記された本です。アイデアを思いついたきっかけなど、具体的な経験が豊富に記されているため読みやすく、おすすめです!

LSとして頑張っていること

 配架業務や書架整理を通じて、図書館がより快適な場所になるように努めています。