2022年度 新入生へ贈る1冊

 新入生のみなさんご入学おめでとうございます!図書館で活躍する各学部の学生ライブラリースタッフ(LS)から学部での勉強に役立つ1冊を紹介してもらいました。ぜひ図書館に来て実際に本を読んでみてください。

本間 なつみさん(2021年度4月入学)

文学部おすすめ図書
読書からはじまる』、長田弘、筑摩書房、2021年

 言葉や本、読書について見つめなおすことのできるエッセイです。長田弘さんの詩人ならではの、あたたかくて繊細な言葉選びや斬新な読書への切り口にハッとさせられます。何度も読み返したくなる、そんな一冊です。

LSとして頑張っていること

 大学図書館がより身近に、快適で魅力的な空間になるよう、利用者の方々の目線に立って活動するということを心がけています。

昌山 莉子さん(2020年度4月入学)

映像学部おすすめ図書
表現の技術』、髙崎卓馬、中央公論新社、2018年

 表現の世界に正解はありません。だからこそ表現することは楽しく、同時に難しいと思います。「伝わる表現」に悩んだ時、ぜひこの本を手に取ってみてください。きっと、表現することに向き合うあなたの助けになるはずです。

LSとして頑張っていること

 誘致企画PJに所属し、利用者の皆様に開かれた図書館を目指して、企画の立案や運営、広報活動を行っています。

森 愛さん(2021年度4月入学)

国際関係学部おすすめ図書
食料危機:パンデミック、バッタ、食品ロス
井出留美、PHP研究所、2021年

 立場の異なる方々とのインタビューの内容を交えながら、食品ロス問題ジャーナリストの筆者が、易しい言葉を用いて食料問題に重要な視座を与えています。
 食料という身近なテーマをもとに、国際関係学が横断的な学問であることを実感できる一冊です。

LSとして頑張っていること

 図書館を最大限利用していただくために、相手の立場に立って考え、対応することに努めています。

吉田 涼香さん(2021年度4月入学)

産業社会学部おすすめ図書
入門!論理学』、野矢茂樹、中央公論新社、2006年

 難しくとっつきにくいイメージのある論理学について、ユーモアを交えた軽快な文章で、わかりやすく説明してくれる一冊です。論理的な思考が求められる場面が多い大学では大活躍の本かも!

LSとして頑張っていること

 本が好きな方にも、そうではない方にも快適に過ごしていただける図書館づくりを目指しています。

萩暁陽さん(2020年度4月入学)

法学部おすすめ図書
憲法』、芦部信喜、岩波書店、2019年

 2回生を終えた今、有意義な法律の学びには憲法の知識が欠かせないことを痛いほど感じています。非常に難解ではありますが、入学してすぐから参考書や入門書と合わせて、読んでおきたい1冊です!

LSとして頑張っていること

 館内紹介PJに所属して、本の特集展示やギャラリー展示の企画を行っています。今後も興味深い企画ができるよう頑張りますので、ぜひ皆さんに見ていただきたいです!

久保田 千紘さん(2021年度4月入学)

薬学部おすすめ図書
くすりをつくる研究者の仕事-薬のタネ探しから私たちに届くまで‐、京都大学大学院薬学研究科、
化学同人、2017年

 薬がどのようにつくられ、その過程でどのような知識やスキルが必要となるのかが書かれています。1回生では薬学らしくない科目ばかりですが、その基礎こそが大切なのだと分かる一冊です。

LSとして頑張っていること

 利用しやすい図書館を目指して、誤配架等に気をつけながらも多く配架できるよう頑張っています。

宮本 雄一朗さん(2021年度4月入学)

スポーツ健康科学部おすすめ図書
アスリートのための食トレ-栄養の基本と食事計画-
海老久美子、池田書店、2010年

 日々の食事を怠ると、試合でベストを尽くすことは出来ません。ただ食べるだけでなく、計画的に食事の習慣をつけることであなたのパフォーマンス能力は格段に向上します。食べ物の力を自分の力に変えていきましょう。

LSとして頑張っていること

 配架等を迅速に行って、少しでも多くの来館者に快適に利用してもらうように努めています。

村松 灯さん(2021年度4月入学)

経済学部おすすめ図書
はじめての経済学』、酒井泰弘、有斐閣、1995年

 本書では、難しいイメージのある経済学について、ダイヤモンドと水の価値のように身近な例をもとに学ぶことが出来ます。経済の授業を受ける前に読んでおくと経済学のイメージが持ちやすくなるはずです!

LSとして頑張っていること

 利用者の方が利用しやすいような環境づくりをすることを常に心掛けて、日々頑張っています。

横浜 睦さん(2021年度4月入学)

情報理工学部おすすめ図書
例題でわかる待ち行列理論入門』、北岡正敏、
日本理工出版会、2010年

 情報理工学部で学ぶにあたって避けては通れないのが確率統計です。その確率統計について一歩先の理解をしたい人におすすめの本がこの本になります。大学分野を扱った本には珍しく例題を豊富に扱っており、丁寧に待ち行列理論について学ぶことが出来ます。また確率統計に関して知識が乏しい方でもしっかり基本の説明がなされているため、迷うことなくついていけると思います。もし他の人に勉強で差を付けたいと考えるなら今からでもこの本を手に取ってみるのはいかがでしょうか?

LSとして頑張っていること

 LSの大事な仕事の一つとして返却された本を一生懸命に元の場所に戻しています。

米本 志穂さん(2020年度4月入学)

生命科学部おすすめ図書
若き科学者への手紙:情熱こそ成功の鍵
エドワード・O.ウィルソン著 ; 北川玲訳、創元社、2015年

 この本では、著者が研究者人生の中で得た教訓が読者への手紙という形で書かれています。研究をするうえでの心構えや、独創的に考える秘訣を学ぶことができる本です。

LSとして頑張っていること

 利用者の方に快適に過ごしていただくため、丁寧な配架と利用者対応を心がけています。

LI Jinghanさん(2020年度4月入学)

理工学部おすすめ図書
発見と創造の数学史、高瀬正仁、萬書房、2017年

 数学に対して興味を持っていますか。この本には解析学、代数学、多変数関数論などの分野があって、面白い言葉でいろいろな複雑な論理と知識を説明します。

LSとして頑張っていること

 LSとして強い責任感を感じます。LSになってから、LSの皆さんと一緒に図書館に良い学習環境を作るために頑張っています。

赤木 洸太朗さん(2020年度4月入学)

食マネジメント学部おすすめ図書
「おいしさ」の錯覚 : 最新科学でわかった、
美味の真実
、チャールズ・スペンス著 ; 長谷川圭訳、KADOKAWA、2018年

 食マネジメント学部では経済学や栄養学の他に、心理学についても学ぶことが出来ます。
 音や色、周囲の環境がおいしさに与える影響に興味がある方はぜひ一度読んでみて下さい。

LSとして頑張っていること

 配架などの通常業務だけでなく、臨時PJに積極的に参加して、図書館の利用促進に努めています。

小山内 聡さん(2020年度4月入学)

政策科学部おすすめ図書
「おいしい人生」を生きるための授業
出口治明、PHP研究所、2019年

 好きな事に挑戦し自由に生きる「おいしい人生」を送れていますか?本書は、政治・学校・選挙など例え話を交えて書かれています。また、学生に向けて書かれているため、仕事や職業について考えるヒントを教えてくれます。

LSとして頑張っていること

 デザインPJとして、図書館をより良い場所にするために、掲示物の作成と企画の立案・運営を行っています。

竹島 遥貴さん(2020年度4月入学)

総合心理学部おすすめ図書
『発想法:創造性開発のために』、川喜田二郎、
中央公論社、1967年

 私はもともと心理学を含む科学は、仮説を検証していくことで成り立っているというものだと思っていました。しかし、仮説を発想する営み自体も科学なのだということを、この本を通して知ることが出来ました。また、仮説を発想する上でのアイデアのまとめ方は、普段の話合いにも生かせるので、おすすめです。

LSとして頑張っていること

 全体チーフとして、LS活動の在り方を考え提案したり、他のメンバーの相談にのったりと、LSのみなさんをサポートすることも頑張っています。

澤田 歩佳さん(2020年度4月入学)

経営学部おすすめ図書
新・あのヒット商品のナマ企画書が見たい!
戸田覚、ダイヤモンド社、2013年

 消臭力、エアウィーヴなど、皆さんご存じのヒット商品の企画書が紹介されています。企画を考案する方々の熱い思いが綴られており、商品開発に興味のある方におすすめの一冊です。

LSとして頑張っていること

 配架や書架整理などを行い、利用者の方に快適に図書館を利用してもらえるよう努めています。