【特集図書・2017年7月】

 こんにちは。学生ライブラリースタッフです!

 今回のテーマは、『サマーウォーズ!夏休み!~遊び尽くせ!読み尽くせ!~』です。前期の終わりが見えてきましたね。夏休みもすぐそこ!せっかくの長期休暇です。たくさん遊び、たくさん学び、貴重な経験をつむことが出来れば良いですね。

ビールの科学』、渡淳二、講談社、2009年

 暑い夏にはやっぱりキンキンに冷えたビール!という方もあんまりビールは好きではないという方もこの本を読めばもっとおいしくビールを飲むことができます。普段何気なく飲んでいるビールですが歴史や文化、ビール造りの技術などとても奥が深いです。ささっ、一冊ぐいっと読んでください!

赤毛のアンと世界一美しい島』、マガジンハウス編、マガジンハウス、2014年

 プリンス・エドワード島――それはカナダのセント・ローレンス湾に浮かぶ三日月型のかわいい小島。かの有名な『赤毛のアン』の舞台になった島です。緑や赤のカラフルな屋根、海を望む大きな灯台、美しい自然、豊富な食べ物、全てが穏やかでまるで島全体が深呼吸しているよう。アン達の生きた世界を存分に楽しむことができます。さあ、あなたもこの夏休みにプリンス・エドワード島で赤毛のアンの仲間達に出会う旅に出かけませんか?

The lion, the witch and the wardrobe” C.S. Lewis, Kodansha English library, 2001

 四人の兄妹が魔法の国ナルニアを冒険する物語。長い休暇を利用して、読み始めたら全7巻一気に読み切ってしまいたい。大学生になって読む児童文学は子どものころの感覚とは一味も二味も違う面白さがある。言うまでもなく、児童文学を書いているのは「大人」なのだから。夏に英語の勉強をしたい人にもオススメ!

嫌われる勇気』、岸見一郎・ 古賀史健、ダイヤモンド社、2013年

 自信がない、居場所を見つけないあなたへ、
毎日、周りの人とずっと同じことをしていますか?
同じことをやって、どうしても他の人に勝ってないと思っていますか?
そして、生活の中でいろいろなことに嫌な思いをしています?
今から、新しい生活を変えましょう!
青年と哲人の対話を通して、
 「いま」「ここ」「わたし」この三つの単語の意味を理解し、
この夏、自分の価値と人生の課題を探しましょう!

落日燃ゆ:官僚たちの夏』、城山三郎、新潮社、1978年

 夏休み家でごろごろするつもりのあなたに、やる気を出させる熱い一冊を推薦します。この小説は40年前に書かれましたが、今読んでも全然色褪せておらず、戦後日本の高度経済成長期とそれを推進した通産官僚たちの姿を生き生き描きました。この暑い夏で、熱い通産官僚たちのストーリを読んでみましょう。

京都散策自転車ノート』、多賀一雄、京都新聞出版センター、2008年

 京都の有名な観光スポットからちょっと隠れたパワースポットまで、京都のあらゆる場所を自転車で巡る全32のコースが掲載されています。風を切りながら京都を満喫できるのは自転車だけ!
さあ、この夏休みに自転車に乗って京都を思いっきり楽しもう!

』、夏目漱石、岩波書店、2014年

 夏休暇に鎌倉で一人過ごすことになった私は、海で「先生」と出会う。言葉を交わすうちに垣間見える、先生の過去。先生には何があったのか。
本書は漱石の自筆原稿のまま載せられているため、作者の息遣いを感じることができます。不朽の名作をじっくりと味わってみませんか?

平和主義とは何か:政治哲学で考える戦争と平和』、松元雅和、中央公論新社、2013年

 夏になると、「あの頃」を振り返る報道が多くなる。今年で戦後72年。各報道局は平和の尊さや、戦争の悍ましさを伝えるが、それでは一体、平和とは何であるのだろうか?武器を持たないことを指すのだろうか。平和とは様々な観点から論ずることが可能なものだ。もしも平和が他人の意見を理解することから始まるのならば、この本に紹介される様々な考えを知っておく必要があるのかもしれない。

文豪怪談傑作選・特別編 百物語怪談会』、泉鏡花ほか著・東雅夫編、筑摩書房、2007年

 夏になると怖い話が読みたくなる、そんな方もいるのではないでしょうか。この本は、明治時代末の様々な怪談話を詰め込んだ短編集です。
怪談話で暑さを忘れて、涼しくなれるかもしれませんよ。
ぜひ手にとって読んでみてください。