【特集図書・2017年6月】

 こんにちは! 学生ライブラリースタッフです。

 6月になって気温も上がり、夏らしくなってきたなと思ったら、雨の日が続いて…確かに雨があまり降っていなかったので、やっと梅雨だなと実感できてきたのですが。さすがにこのじめじめした空気には参っちゃいますね…。しかし、梅雨だけではありません! 六月といえば、そう、父の日です。今回のテーマは、『“働くということ”世の中のお仕事、家族との関係~父の日より~』ということで、普段私たちを支えてくれているお父さんたちに感謝するとともに、働くということがどういうことなのか見つめる機会にしませんか。

仕事と家族、日本はなぜ働きづらく、産みにくいのか』、筒井淳也著、中央公論新社、2015年

『働きやすい社会とは』
 
 仕事は男性だけのものか、なぜ女性は働きづらいのか。誰が家事をする?このような観点に対して様々なデータをもとに分析されています。本書を通して、主に女性の日本における働き方や働かせ方、家族の機能や家庭における男女のスキルの差を改めて学ぶことができます。父の日を機に、改めて仕事や家族について考えるきっかけとなる本です。

労働法で人事に新風を』、大内伸哉著、商事法務、2016年

『ミチカ様から労働法を教わろう!』

 みなさんは労働法について、正しく理解しているでしょうか。この本では、社会保険労務士の資格も持つ主人公、戸川美智香(通称ミチカ様)が、社長や専務に労働に関する法律を説明する様子が書かれています。小説形式になっていて、物語としても楽しむことができます。みなさんも労働法や雇用契約について、ミチカ様に説明してもらってはいかがですか?

わたしらしく働く!』、服部みれい著、マガジンハウス、2016年

『好きを仕事に』

 皆さんに夢はありますか。人それぞれなりたい職業は違うと思います。自分に合った仕事で、自分らしく働くためにはどうすればいいのでしょうか。この本は、好きなことを仕事にし、楽しく長く働くコツを教えてくれる一冊です。
 皆さんは大学を卒業された後、どういった進路を考えていますか。大体は民間企業に就職されるか公務員として働かれる方が多いと思います。しかし終身雇用制度の崩壊やグローバル社会といわれている現在、本当にその「キャリア」でよいのでしょうか。この本はただ自分のキャリアについて考えるだけでなく、ジョブデザインやワークライフバランスといった観点から自分のキャリアを見つめなおすことが出来ます。働きだした後のキャリアを考えていないという方にはぜひおすすめです。

ワークライフバランス社会へ 個人が主役の働き方』、大沢真知子著、岩波書店、2006年

『仕事と生活のバランス?』

 今の日本では仕事と生活のバランスはどのようになっているのでしょうか。この本は日本の今の労働状況を解説しながら、ワークライフバランスを実現するにはどのようになればいいのかを論じています。時代が変わるにつれて仕事に対する意識の変化など参考になることばかりです。是非一度、現代の労働について意識を深めてはいかがでしょうか