【特集図書・2023年11月】

 BKC学生ライブラリースタッフです。

 図書館には普通の本よりも大きな本や、ビデオやDVD等のAV資料が所蔵されています。皆さんに知ってもらうべく、今回は大型本コーナー・AVコーナーの資料を特集してみました。空いているコマで図書館に来て1本映画を見る、1冊本をめくってみる、そんな秋の過ごし方はいかがでしょうか。

商社マン』、日本放送出版協会(企画・製作)、NHKエンタープライズ (販売)、2011年

 「商社」と聞くと、華やかなイメージを持つ人が多いと思いますが、その裏には地道な作業や交渉があります。当ビデオでは、入社6年目の商社マンに密着しているため、仕事でのやりがいや苦労について学ぶことができます。「自分が作ったビジネスで世界中の人々を幸せにしたい」という目標のために努力する主人公はとても輝いており、見ている我々にエネルギーを与えてくれます。少し見るだけでも自分の知らない世界を知ることができるため、興味があれば見てください! 

The pursuit of dreams : the first 50 years of Honda: 独創と挑戦の50年』、二玄社、1998年

 現在は日本の大手自動車メーカーとして知られるホンダ。その創業から50周年の1998年に出版された本です。ホンダが創業から作ってきた製品を振り返るのみならず、ホンダがチャレンジしてきたF1やロボット開発等についてをまとめています。また、ホンダに関わった人々の当時についての証言もあり、この本でしか読めない内容が盛りだくさんです。この読書の秋に、ホンダファンにもホンダファンではない方にもおすすめできる濃密な1冊です。

雨に唄えば』、Gene Kelly, Stanley Donen(監督)、Arthur Freed(制作)、ワーナー・ホーム・ビデオ (発売)、1952年

 雨が降るなか、ハットを被りスーツを着た男性がタップダンスをしながら歌を歌っている、、、
 そんなシーンを一度は目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?憂鬱な雨の日も楽しく感じることができるような、観ているだけでワクワクするダンスと歌を楽しむことができるミュージカル映画です。また、この時代ならではの衣装はカラフルで可愛らしく、心躍ります。魅力いっぱいなこの映画、観たことがない方はぜひ手にとってみてください。

ハウルの動く城』、宮崎駿(脚本・監督)、ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(原作)、スタジオジブリ(制作)、ブエナビスタホームエンターテイメント (発売)、 2004年

皆さん、ジブリ作品はお好きですか。引き込まれるストーリー展開、時に本物よりもおいしそうなご飯、そして困難を乗り越えることで成長していく主人公の様子など、見るたびに異なる魅力を再発見できる作品だと思います。空きコマの時間に、ヒロインのソフィーと共に魔法の世界への小旅行に出てみてはいかがでしょうか。

超深海 : 地球最深 (フルデプス) への挑戦』、NHKエンタープライズ、 2017年

あなたは、深海に興味がありますか?近年、世界中で深海に関する研究が盛んに行われています。本ビデオでは、水深6000m以上の超深海における、生物や生態系について詳しく解説しています。マリアナスネイルフィッシュやカイコウオオソコエビといった聞きなれない生物についての知識を深めることができます。また、これらの生物を観察するだけでなく、実際に捕まえて分析するところも非常に興味深いです。深海については未だに分かっていないことが多く、今後の研究にも注目が集まっています。

El Croquis 220-221』、2023年

建物は、高額な買い物である分、利用目的や購入者の思いがより強く表れていると思います。さまざまなの建物の写真を見ながら、その土地の気候や風土、どんな人が住んでいるのか、どんな生活を送りたいかなど、想像を巡らせてみましょう。多忙な開講期間中、皆さんのオアシスになることを願っています。

人類の進化大図鑑』、アリス・ロバーツ(編著)、黒田眞知・森冨美子(訳)、 河出書房新社、2012年

みなさんは、人類がどのように進化してきたのか興味がありますか?現代のヒトであるホモ・サピエンスのほかにも、進化の過程で絶滅してしまった古代人類は多く存在しています。この本では、大迫力のイラストとともに復元肖像や生活で使われていた道具が紹介されています。ぜひ手に取って、人類の歴史の旅を楽しんでみてください。

2001年宇宙の旅』Stanley Kubrick(監督・制作)、Stanley Kubrick、Arthur C. Clarke(脚本)、ワーナー・ホーム・ビデオ、1968年

名監督スタンリー・キューブリックがメガホンを取り、SF分野で有名なアーサー・C・クラークが脚本を務めたSF映画です。1968年製作と今から50年以上前の映画です。1960年代時点での宇宙観や技術が元になっているので、現在からすれば古い機械や表現が出てきます。それでもCGなしで宇宙空間を忠実に再現した撮影技術の高さなどに驚かされます。また、壮大なBGMが観客を作品世界へと引き込みます。芸術の秋に、この名作映画を鑑賞してみてはいかがでしょうか。