【特集図書・2022年7月】

こんにちは。OIC学生ライブラリースタッフです。
今月の特集テーマは「私達から見るSDGs」です。計3回に分けて展示を行います。
世界には地球温暖化や貧困など、数多くの問題があります。この機会にSDGsについての理解を深め、自分たちに何ができるのか考えてみませんか。

これからのインフラ開発』、徳永 達己・武田 晋一、弘文堂 、2021年

皆さんの身近なインフラ、いくつあげられますか?
日常に溶け込み過ぎているが故にありがたみを感じにくい設備。私たちがより安全かつ快適に生きるためには何が必要か。私たちにとっての当たり前を享受することが難しい地域に、どのような支援ができるのか。
それらを考えるために、まずはインフラについて知ることから始めてみませんか?

世界の食料ムダ捨て事情』、トリストラム・スチュアート、日本放送出版協会、2010年

食べ物を買っておきながら「お腹いっぱいで捨てる」「消費期限が過ぎたから捨てる」そんな経験はありませんか?
本書を読めば、これらの行為が、誰かの食料を奪っていることを痛感させられます。廃棄処分になった食料だけで数年間生活した著者が語る驚愕の実態から、食料とどのように向き合うべきか考えてみませんか?

世界と僕のあいだに』、タナハシ・コーツ、慶應義塾大学出版会、2017年

「黒人」という言葉を聞いて、あなたは何を思い浮かべるでしょうか。
本書は主にアメリカで起こった事件に触れながら、黒人として生きる父親から息子に送る長い長い手紙としてつづられ、その中で黒人が生き抜く術を伝えています。
今一度「人種」という特性について身近に考えてみませんか?

まちを楽しくする仕事:まちづくりに奔走する自治体職員の挑戦』、竹山 和弘、水曜社、2018年

「まちづくり」という単語はよく耳にしますが、実際にそれを行うのは誰でしょうか?まちづくりのプロでしょうか?答えはごく一般の自治体職員です。様々な問題に苦しみながらも、試行錯誤を重ねてよりよいまちを目指すのです。
この本を通して、市民を笑顔にする「まちを楽しくする仕事」を少し覗いてみませんか?

「脱使い捨て」でいこう! : 世界で、日本で、始まっている社会のしくみづくり』、瀬口 亮子、彩流社、2019年

レジ袋の有料化など、近年使い捨ててしまうものを減らす運動が日本でも活発になってきています。本書では環境団体に所属する著者がこの運動の意義やレジ袋をはじめ、世界の脱使い捨ての運動についてわかりやすく解説しています。
この本で日本の、世界の持続可能な生産・消費について学んでみませんか?

トイレの話をしよう:世界65億人が抱える大問題』、ローズ・ジョージ、日本放送出版協会、2009年

私たちは一生のうちどれくらいを”トイレ”で過ごすと思いますか?
答えは3年。話しにくいと思うかもしれませんが、私たちの生活には必要不可欠で避けては通れない話題です。本書では、世界のトイレ事情、トイレから始まる社会問題を取り上げ紹介しています。
これを読めば、普段何気なく使っているトイレのありがたみがよく分かります!

いま地球には不気味な変化が起きている』、クライメート・セントラル、柏書房、2013年

“地球”には不気味な変化が起きています。地球温暖化、海面上昇、干ばつ…一度は聞いたことはある様々な気候変動についての知識と事実を集約した一冊です。
かけがえのない地球を守るために私たちが出来ることについて、今一度考えてみませんか?

業界と職種がわかる本 : 世界一わかりやすい』、イノウ、自由国民社、2010年

SDGsについて身近なところから考えてみましょう!17の目標の8つ目は「働きがいも 経済成長も」です。これは経済成長を進めたり、働きがいのある人間らしい仕事を増やしていくと持続可能な社会につながるという意味です。「働く」ということを考えてもSDGsになるんですよ。
まずはこの本で、社会にどんな仕事があるのか探してみませんか?