【特集図書・2022年3月】

 

こんにちは。立命館大学BKC学生ライブラリースタッフです。

今回の特集図書のテーマは「新学期に向けた目標」です。今年も3月となり、もうすぐ新学期が始まりますね。新学期に向けて目標を掲げている方もいるのではないでしょうか?今回は、新学期の抱負と目標達成の手助けとなる本を集めました。皆さんのお力になれれば幸いです。

 

『不合理だからすべてがうまくいく : 行動経済学で「人を動かす」』、ダン・アリエリー著 ; 櫻井祐子訳、早川書房 、2010年

 異性を見るとき、皆さんは何を重視しますか? 容姿、性格、雰囲気? この重視するポイントには、何か規則性はあるのでしょうか? こうした我々が日常生活で直面する意思決定に関しての疑問を、実験を通じて明らかにしています。ほかにも「超高額ボーナスを与えると、社員のパフォーマンスが向上するのか?」についても扱っています。興味があれば是非。

『3秒決断思考』、金川顕教著、集英社、2018年

 考えてから行動するけど、結局行動せずに終わることはありませんか? 「何も得ることなく、時間だけが無駄に過ぎてく。」 そんな日々に一石を投じる本となっています。即断即決のための心や癖、ルールが、日常生活で生じる小さな感情に行動力を与えます。ここで何かを感じたあなた。「即座に」この本を手に取ってみてください。

『まちを楽しくする仕事 : まちづくりに奔走する自治体職員の挑戦』、竹山和弘著、水曜社、2018年

 この本は滋賀県栗東市の自治体職員である著者が、まちづくりのためにおこなってきた挑戦をまとめたものです。活動の中で立ちはだかる様々な課題を受け止め、まちづくりを計画・実行し、継続していく過程が分かりやすく記されています。皆さんが普段何気なく参加している地域イベントの裏にも、誰かの挑戦が隠れているのかもしれません。

『「原因と結果」の経済学 : データから真実を見抜く思考法 』、中室牧子, 津川友介著、 ダイヤモンド社、2017年

「健診を受けていれば健康になれる」「テレビを見せると子どもの学力が下がる」「偏差値の高い大学に行けば収入は上がる」はなぜ間違いなのか? 世界中の経済学者がこぞって用いる最新手法「因果推論」を数式を用いずに解説をしています。この本の考え方を学び、新たな挑戦をしてみましょう。

『予想どおりに不合理 : 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 』、ダン・アリエリー著 ; 熊谷淳子訳、早川書房、2013年

 人は基本的に合理的だと思いますよね? しかし、宿題を後回しにしたり、小テストの勉強を当日までしなかったことは皆さん経験したことがあるはずです。こうした、「不合理がなぜおきてしまうのか?」について、多くの実験結果を面白く紹介しています。実験結果から我々の不合理性についての法則性が得られているので、不合理を乗り越えたい人は是非。

『恋愛力 : 「モテる人」はここがちがう 』、齋藤孝著、筑摩書房、2009年

 ”恋愛は「コメント力」。恋愛は言葉である。“                この本では、恋人とのコミュニケーションで重要な「対話」に観点を置いています。数々の名著をもとに、恋愛に必要な多くの解を提示しています。有名作家によって表現される、異性を引き付ける言葉はあなたの血肉になることでしょう。今年は恋人をつくると決めたあなた! 恋の指南書にどうぞ!

『脳から自分を変える12の秘訣 : 「やる気」と「自信」を取り戻す』、築山節著、新潮社、2013年

 新しいことを始めよう、新年にそう考えて結局やらなかった経験はありませんか。集中力が続かない、やる気が起こらない、時間を無駄遣いしてしまう……といったことで悩んでいませんか?この本では、脳神経外科医の著者がこうした日常の悩みから解放されるヒントを伝授します。脳の効果的な使い方を知り、今年こそは新たな一歩を踏み出しましょう!

『ロジカル・シンキング : 論理的な思考と構成のスキル 』、照屋華子, 岡田恵子著、東洋経済新報社、2001年

 この本では、体系立った、シンプルで実践的なロジカル・コミュニケーションの技術を習得するができます。この考え方を学ぶことで、考える力、論理的思考力が身に付きます。時間がある際に、是非お読みになることをお勧めします。