【特集図書・2021年3月】

 こんにちは!学生ライブラリースタッフです。

 今回お届けする特集図書、テーマは『With コロナ』です。BKCのメディアライブラリー、メディアセンターには、メンタルコントロールや栄養、メディアリテラシーに関する本があります。今回はその中から学生ライブラリースタッフがお勧めする7冊の本を紹介します。自粛生活で、ストレスをどのように解消すればよいのか、自炊する上での食事のバランスのとり方、メディアが発信する情報をどのように受け止めるべきか。自粛生活は、自分自身と向き合う、良い機会ではないでしょうか?

うつからの脱出 : 自衛隊メンタル教官が教える』、下園壮太、朝日新聞出版、2018年

 新型コロナウイルスの影響により、外出自粛や大学授業のオンライン化などが余儀なくされた2020年。突然の変化に、メンタルが保てなくなっている人も多いはず。この本では、カウンセリング経験から得られた知識を基に、うつからの脱出法が解説されています。
 この数か月、思うようにメンタルが回復しなくて悩んでいるあなたと私に、オススメしたい一冊です。

プロパガンダ戦争 : 分断される世界とメディア』、内藤正典、集英社、2020年

 コロナ禍において、私達は様々なメディアから情報を得ようとしています。しかし、目の前の情報は本当に正しいのか、発信元はどこか、誰がどのような意図で流したものかなどについては考えずに鵜吞みにしてしまいがちです。メディア・リテラシーを持っていないと偏った情報、誤った情報に踊らされることになります。そうならないために、いかに情報に向き合い、読み取るかを本書で学びましょう。

図解 新型コロナウイルスメンタルヘルス対策』、亀田高志、エクスナレッジ、2020年

 日々の新型コロナウイルス関連のニュースうんざりしたり、自粛の嵐で部屋にこもっていてストレスを抱えたりしている人は多いと思います。これまでの生活が一変し、精神的にしんどくなってもそれをどう解決したらいいのかが分からない人もいるかと思います。本書はそんな人達に向けて書かれています。Q&A方式で分かりやすく対処法について述べていて、気軽に読み進めていけます。
 この本を通じてこころの専門家の知恵に触れてみてください。

ひきこもる心のケア : ひきこもり経験者が聞く10のインタビュー』、杉本賢治編、世界思想社、2015年

 定期的に新型コロナウイルスの波が到来し、この1年間あまり外出が出来ず家に引きこもらなければならない日々が続いています。こちらの本は、ひきこもり時の心のケアの仕方や「こころの自由」について、ひきこもりの方と著者との対談形式で言及されています。心当たりのある方や予防をしたいと思う方は、是非こちらの本を1度手に取って頂き、心のケアについて知って頂ければと思います。

Factfulness : 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』、ハンス・ロスリング, オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド著 ; 上杉周作、関美和訳、日経BP社、2019年

 「世界はどんどん悪くなっている」という考え方は、事実に基づいた見方でしょうか? この本では、データを基に世界を正しく見る方法について、実例を挙げながら丁寧に解説されています。新型コロナウイルスに関する情報を日々たくさん目にする今日この頃。この本を読んで、“思い込みを乗り越える”習慣を身に付けましょう!

つくりながら学ぶ! PyTorchによる発展ディープラーニング』、小川雄太郎、マイナビ出版、2019年

 新型コロナウイルスによってプログラミング等の在宅でも出来る仕事の需要が高まってきているのではないでしょうか? また近年では様々な企業でディープラーニングと呼ばれる技術の利用が進められています。
 こちらの本では、ここ数年で非常に話題となった様々な研究分野の最新のディープラーニングについてプログラムを通して学べるようになっています。
 是非、この機会に本書を手に取り、ディープラーニングについて知って頂ければと思います。

野菜栽培の基礎』、池田英男、川城英夫他編著、農山漁村文化協会、2005年

 新型コロナウイルスで遠出が出来なくなった今、何か植物を育ててみませんか?野菜の栽培は誰でも簡単にはじめることができ、また自分で作った野菜を食べられる喜びがあります。
 本書では、身近な種類の野菜について土づくりや栽培方法を簡単に説明しており、これから野菜を育ててみたい人は是非必見です。