【特集図書・2020年1月】

 こんにちは!学生ライブラリースタッフです。

 今回お届けする特集図書、テーマは『雑学特集』です。「○○のことなんでも知ってる!」。自分の特技や興味があることについてもっと知識を増やして極めてみませんか?今回は、社会の仕組みや身の回りの不思議、さらには人の生き方など様々な分野の雑学を学べる図書8冊を紹介します!

食品業界のしくみ』、齋藤訓之、ナツメ社、2010年

 食品業界について歴史から現在の流通、関係技術に法律まで幅広く書かれている一冊です。図や表が多く使われている構成のため読みやすい本となっています、かといって内容が薄いかと言えばそうではなく、一つ一つの項目に対してデータも交えながら詳細に書かれています。将来、食品業界に関わりたいと思っている人にオススメなのはもちろんですが、なんとなく手に取って流し読みするだけでも面白いので是非読んでみてください。

ねこの秘密』、山根明弘、文藝春秋、2014年

 猫は犬と並ぶ代表的なペットとして日本をはじめ世界中で広く飼われています。そして猫と言われて思い浮かべるのはペットとしての猫でしょう。一方で、道を歩いていて野良猫を見かけることはよくあることです。しかしその野良猫たちがどのような一生を送るのか知っている人は多くないでしょう。
 この本は、そんな猫と人間との関わりから始まり、その誕生から青春、恋、出産、子育て、老いまで、知られざる猫の生態を明らかにしています。
 殺処分される猫も少なくない現代ですが、猫と人の関わりを見直し、その生態について知ることでより良い関係を築けるのではないでしょうか。

数字のツボ:決めつけ、常識破り、ざっくり:なぜ牛丼用「おたま」の穴は47個なのか』、
山田真哉、プレジデント社、2008年

 この本では「数字が苦手」と考えている方に数字の楽しさ・面白さを伝え、日々の暮らしで「数字の力」を役立ててもらうための様々なアプローチがされています。牛丼用「おたま」の穴の数から企業の決算書までありとあらゆる数字についての知識が身につきます。
 数字に対して苦手意識がある方もこの本を読んで、数字を使いこなせるようになってみませんか?

古事記神話入門』、三浦佑之、文藝春秋、2019年

 日本神話や日本古代の話は皆さんにとって馴染みがあまりないのではないでしょうか? 多くの人にとっては神話というのは作り物で、あまり価値を感じられないかもしれません。
 本書は、日本神話や古代の話のルーツを持つと言われている土地を紹介しています。古代から現代まで受け継がれてきた日本の原風景を感じることができると思います。
 歴史を通して私たちは過去の人々が持っていた根源的な感覚を知ることができます。これを機に自分が住んでいる国の原点を学んでみませんか?

この自伝・評伝がすごい!』、成毛真、KADOKAWA、2017年

 マイクロソフト株式会社元社長の成毛眞氏が「真似したいこの人のこんなところ」を読者と共有することを目的に書きあげた一冊。本著では20人の偉人それぞれについてを知ることのできる評伝・自伝が成毛氏の見解と共に紹介されています。
 ビジネスマンだけではなく、サッカー選手の岡崎慎司、芸能人のタモリと幅広いジャンルの偉人が選出されており、各話が独立しているため気軽に読むことができます。ぜひ手に取ってみてください。

からだの中の外界腸のふしぎ:最大の免疫器官にして第二のゲノム格納庫』、上野川修一、講談社、2013年

 普段意識することのない腸ですが、実は「第二の脳」と言われるほど神経細胞が多く、からだにとって重要な器官です。腸には、消化・吸収系、神経系やホルモン系、免疫系など全身の様々なシステムが共存しています。腸の働きが低下するとからだ全体に十分な栄養が運ばれなくなり、やがて病気の原因となります。
 知られざる腸の働きを知れば、そのありがたさを知ると同時に大事にしたくなるでしょう。

理科雑学アドベンチャー』、清藤英樹、皓星社、2005年

『180万アクセスのホームページから生まれた雑学の本』

 この本は理科にまつわる様々な「雑学」を分野別に紹介しています。「理科」と聞いて難しいイメージを持つ方もいらっしゃるかと思いますが、日々の暮らしの中で感じていた疑問などとても身近な視点から見た各分野の雑学から学ぶことができます。
 いろんな雑学を知って楽しく世の中の不思議について学んでみてはどうでしょう?

キリスト教と死:最後の審判から無名戦士の墓まで』、指昭博、中央公論新社、2019年

 皆さんはキリスト教についてどれほど知っているでしょうか?用語は知っていても、実際の内容はわからない方が多いのではないでしょうか?
 本書は死をテーマにキリスト教における宗教観を紹介しています。キリスト教における死後の世界や死の捉え方、幽霊の存在など様々な観点で解説されています。
 キリスト教は芸術や文学など様々な作品にテーマとして使用されているため、キリスト教に対する理解は多くの作品のより深い理解につながります。この機会に自身の知識を深めてみてはどうでしょうか?