【特集図書・2016年11月】

 こんにちは!学生ライブラリースタッフです。

 今回お届けする特集図書、テーマは『発想力を伸ばそう』です。後期セメスターが残り半分となり、研究や課題に追われている方が多くいるのではないでしょうか?これらに行き詰ったとき、発想力は打開への起爆剤となり得ます。今回はそんな発想力を養えるような8冊を紹介します。考えに自信のないときや考えることに少し疲れたときに読んでみてください。

アイデア・イノベーション : 創発を生むチーム発想術』、堀公俊、加藤彰著、日本経済新聞出版社、2012年

 創造力を重視する現代社会に向かってアイデアを生み出すための効率的な方法を述べている本です。発想力および奇抜なアイデアの創出、明確な伝達能力の向上が期待されるので、就職や卒業論文の準備で悩んでいる方にぜひお薦めします。

トップコンサルタントがPTA会長をやってみた : 発想力の共育法』、三谷宏治著、英治出版、2007年

 言語を学んだばかりの幼児は、「○」を見ることで、多様な考えを出すことができます。しかし、小学校に入学することで答えの数は少なくなり、普遍化した「答え」を求めている現代社会に気付いた著者は、発想力トレーニングを通じて「子どもの発想力」の成長を招き、子どもの発想力を極大化させるための教育を重視しています。教育者としての心構えを持っている方にお薦めです。

横井軍平ゲーム館 : 「世界の任天堂」を築いた発想力』、横井軍平、牧野武文著、筑摩書房、2015年

 横井軍平は1965年から1996年まで任天堂に就任して、アイデアおもちゃからゲーム機の時代まで大きな貢献をした方です。この本には横井軍平の一生を含め、任天堂の歴史が書かれており、任天堂が開発したおもちゃとゲーム機についての画像が掲載されています。この本を読んで昔の思い出にひたってみてはいかがでしょうか。

経済クイズ王』、鈴木貴博著、日本経済新聞出版社、2015年

経済クイズ王

 この本は質疑応答の形で話が進みます。問題の背景を説明し、どのような影響をもたらすかについて細かく説明されているので、経済に興味がある方はもちろん、経済の背景知識がない方にもお薦めです。

図で考える人の図解表現の技術 : 思考力と発想力を鍛える20講』、久恒啓一著、日本経済新聞社、2002年

 長い文章を省略する場合、「箇条書き」を用いている方が多いと思いますが、この本では「図」を用いることで、理解度・発想力を引き上げる効果を記しています。実生活にすぐ活用できるので、学業の質がより高まるかもしれません。

天才科学者の不思議なひらめき』、山田大隆著、PHP研究所、2004年

 この本では世界中の天才科学者の逸話が集められており、ものを発明するときに天才たちがどのように考えたのか、発想力をどのように発揮したかについて書かれています。この本を読めばひらめきの重要性がきっとわかるのではないでしょうか。

面白いから解きたくなる数学 : グングン発想力・思考力が伸びる! 』、江藤邦彦著、ナツメ社、2004年

 この本を開くと数学問題ばかりで、「嫌だなぁ」と思うかもしれません。しかし、詳しく見てみると、簡単な問題を絵で説明されており、あっという間に問題が解けるようになります。数学に興味がある方だけでなく、苦手意識のある方にもお薦めです。

面白いほどよくわかる脳のしくみ : 記憶力、発想力、集中力はすべて脳がつかさどる』、高島明彦監修、
日本文芸社、2006年

脳のしくみ

 脳と聞くと素人にはわかりづらく、専門用語を用いて説明されているイメージがありますが、この本は図や簡単な例などを用いて簡単な文章で説明されているので、脳に関する知識を楽しく学ぶことが出来ます。